イラスト描きにおすすめのタブレットと選び方を解説
こんなことが知りたい
イラストを描くのにおすすめのタブレットは？
どのタブレットを選ぶのがベスト？
クリスタにおすすめのタブレットは？
ここでは、イラストを描くためのタブレットを検討している方に向けて 「イラスト描きにおすすめのタブレットの選び方」 について解説します。
「どの種類のタブレットがイラスト作成に最適？」 「タブレット選びのポイントは？」 「クリスタを使うなら、どのタブレットがいい？」 と、初心者がタブレットを選ぶときに悩みがちなトピックを取り上げて、 わかりやすく丁寧に説明しています。
あなたのタブレット選びのお手伝いができれば幸いです。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- 3D系のエンジニア
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
- イラストにおすすめのタブレットとは？
- タブレットの選び方
- iPadがおすすめの人は？
- Windowsタブレットがおすすめの人は？
- Androidタブレットがおすすめの人は？
- クリスタにおすすめのタブレット
- まとめ
イラストにおすすめのタブレットとは？
イラストにおすすめのタブレットの種類は、 大きく分けると4種類あります。
- ペンタブレット
- iPad
- Windowsタブレット
- Androidタブレット
このうち「ペンタブレット」は、パソコンが必須になります。 例えば、下の画像のように、 パソコンに接続してタッチペンを使ってイラストを描いていきます。
基本的には、持ち運びするタイプの機材ではなく、 机やテーブルにペンタブレットとパソコンを準備してから絵を描きます。 iPad、Windowsタブレット、Androidタブレットと比べると価格も安く、 デジタルイラスト作成では「王道」のツールです。
ペンタブレットは、決まった場所でイラストを描く人や、 パソコンでイラストデータを管理したい人、 または、価格をおさえて機材を準備したい人に向いています。
「ペンタブレットの選び方」や 「おすすめペンタブレット」については、 下のページで詳しく説明しています。 興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
iPad、Windowsタブレット、Androidタブレットは、 タッチペンを使って、タブレットに直接イラストを描きます。
ペンタブレットのように、別途パソコンと接続する必要はありません。 単体で使えることがメリットで、基本的に持ち運んで、 好きな場所でイラストを描いていくためのツールです。
iPad、Windowsタブレット、Androidタブレットを使う人は、 パソコンは使わず、 屋外屋内に問わず、どこでも素早くイラストを描きたい人に向いています。
タブレットの選び方
初心者にとって、 「どの種類のタブレットを選べばいいのか」は、 とても悩みどころです。
結論としては、iPad、Windowsタブレット、Androidタブレットともに、 イラスト作成ソフトの連携も良く、描き心地も良いことから、 どれを選んでも問題はありません。
ただ、各タブレットの運用に特長があるので、 それを考慮することで、 より満足度の高い「お絵描き環境」になっていきます。
各タブレットの特長について、 もう少し詳しく説明していきます。
iPadがおすすめの人は？
iPadは、 手堅く安定感のあるタブレットを求めている人におすすめです。
なぜなら、 イラスト作成ツールとしての歴史も長く、製品としても完成されていて、 描き心地に定評があるからです。
また、 「Macと連動しやすい」 「対応しているイラストソフトが多い」といった特長もあります。
特にMacBook、iMacを使っている場合は、 iPadと自動で同期するため、 データ共有が簡単なのが大きなメリットです。
パソコンを使ってしっかり机の上でイラストを描いたときでも、 外でiPadを使ってラフに描いたときでも、 イラストをすぐに共有できるので、 作業効率がとてもいいのです。
そして、iPadに対応しているイラスト作成ソフトも多いです。 イラスト作成で有名なCLIP STUDIO PAINT、Procreate、 Illustratorが使えるのも選ばれやすい理由のひとつです。
価格は本体が6万～17万円と 機種によっても価格がかなり変わります。 機種は「iPad」「iPad Air」「iPad Pro」があります。
レガシーモデルである10.9インチのiPadは6万円弱～で、 Mシリーズが入ったiPad Airは10万円弱～です。 11～13インチが選べます。
Mシリーズの最新チップが入ったiPad Proは、 17万円弱～になります。
追加でイラスト描き用の電子ペンApple Pencilが約1.4万円です。
スペックを見ると、イラストに向いている機種は、 iPad、iPad Airでしょう。 iPad Proほどのスペックはイラスト作成には必要ないと感じています。
おすすめのiPadについては、 下のページで詳しく紹介しています。 もし、興味があれば、合わせてご覧ください。
Windowsタブレットがおすすめの人は？
Windowsタブレットは、 大きな画面でイラストを描きたい人や、 Windows版のイラストソフトをそのまま使いたい人におすすめです。
その理由は、 Windowsタブレットとは、 「タッチペンが使えるタッチパネル式のWindowsパソコン」のことを指し、 画面サイズが大きい商品が多いためです。 また、イラスト作成ソフトもWindows版のフル機能が使えます。
例えば、 2in1パソコンと呼ばれるノートパソコンは、 キーボード部分を折り返すことでタブレット型に変わります。 2in1パソコンの多くは、13インチ～16インチの画面サイズで、 解像度も1920x1200と高解像度のものが多いです。
そのため、 高解像度の大きな画面に、 直接タッチペンを使って絵を描けるのが大きなメリットです。
また、 CLIP STUDIO PAINT、Photoshop、Illustrator、Painter、SAIといった 有名ソフトを何の制限もなく使えます。 iPadやAndroidタブレットだと、 各OS向けのソフトが別途用意されていて、インターフェースや 機能数が違うことが多いのです。
Photoshopを使っている私にとっては、 これがとってもメリットで、2in1を好んでいます。
こういう理由で、 大きな画面でイラストを描きたい人や、 Windows版のイラストソフトをそのまま使いたい人におすすめです。
ただし、描き心地は機種によってさまざまです。 HPやDELL、マイクロソフトSurfaceといったメーカーで2in1パソコンが販売されていますが、 各メーカーでタッチペンの精度やタッチパネルの使いやすさが若干異なります。
また、価格もiPad、Androidタブレットと比べると 1～2割程度高めです。 本体のおおよその価格は10万～15万円の商品が多いです。
とはいえ、 ノートパソコンとして使えるので、 他のタブレットと比べると使い勝手は抜群にいいです。
おすすめの2in1パソコンのWindowsタブレットは、 下のページで詳しく紹介しています。 もし、興味があれば、合わせてご覧ください。
Androidタブレットがおすすめの人は？
Androidタブレットは、 他のタブレットと比べると低価格なので、 予算をおさえたい人におすすめです。
例えば、 Google Pixelタブレットは7万～8万円で購入できますし、 NEC LAVIE Tabなんかは4万円強で購入できます。
iPadやWindowsタブレットと比べると半額以下で購入できるものもあるため、 とりあえずタブレットお絵描きを始めてみたい方に向いています。
また、Androidスマホとの連携も良いです。 同じGoogleアカウントで運用すれば、 イラストのデータ同期もスムーズに行えます。
昼間に描いたイラストを、 夜、ベッドに寝転がりながらSNSで発信、 なんて使い方もあるでしょう。
ただし、 Android向けのイラスト作成ソフトが少ないのがデメリットです。 有名ソフトはClipStudio一択と言っていいでしょう。
他のソフトもありますが、 知名度が低くてユーザー数も少なく、 使い方を調べるのに一苦労することも少なくありません。
このようなデメリットはありますが、 「低価格」という大きなメリットもあるので、 検討するのもアリだと感じています。
クリスタにおすすめのタブレット
クリスタことClipStudioにおすすめのタブレットは、 あなたが持っているライセンスによって変わってきます。
もし、あなたが一括払いの買い切りライセンスを持っているならば、 「Windowsタブレット」もしくは、「ノートパソコン＋ペンタブレット」 がおすすめです。
その理由は、 買切りライセンスは、WindowsとmacOSのみ対応しているためです。 つまり、パソコンでしか使えないのです。
例えば、 WindowsタブレットやWindowsのノートパソコン、 もしくは、MacBookやiMacでは使えるが、 iPad、Androidタブレットは未対応なのです。
こういう理由から、 クリスタの買い切りライセンスを持っている場合は、 Windowsタブレットか、ノートパソコンとペンタブレットがおすすめです。
クリスタの年額、月額プランのサブスクライセンスを契約している場合は、 iPad、Windowsタブレット、Androidタブレットと どれを選んでも大丈夫です。
その理由は、 クリスタのサブスクライセンスはパソコン、タブレット、スマートフォンと さまざまなデバイスに対応しているためです。 また、1ライセンスごとに、 どのデバイスでクリスタを使うか選べます。
例えば、 iPadを使う場合は、クリスタのインストール時に iPadで使えるようにライセンスを登録します。 これは、WindowsタブレットでもAndroidタブレットでも同じです。
このように、 クリスタのサブスクライセンスでは、 主要なデバイスに対応しているため、 どれを選んでも問題ないのです。
まとめ
「イラストにおすすめのタブレットは？失敗しない選び方」 についてのまとめです。
イラスト用タブレットとしては、 iPad、Windowsタブレット、androidタブレットがある。
iPadは昔からイラスト作成で使えるタブレットとして有名で、 安定感のある描き心地と使い勝手。
Windowsタブレットはタッチペンが使えるWindowsノートパソコン。 パソコンとタブレットの両方の性能を持つ。
androidはandroidスマホとの連携が得意。 ソフトが少ないのが難点。 低価格が大きなメリット。
クリスタにおすすめのタブレットは、 持っているライセンスによって変わる。