イラスト向けパソコンのWindowsとMacの選び方を解説
ここが知りたい!
WindowsとMacどっちがイラストを描くのに適している?
Windowsが向いている人、Macが向いている人とは?
ここでは、イラスト用パソコンを検討している方に向けて 「WindowsとMacどっちを選ぶべきか」 について解説していきます。
「どっちがイラスト作成に向いている?」 「おすすめの選び方は?」 「Windows、Macでそれぞれどのような人が向いているかが知りたい!」 このような、パソコン選びで悩みがちなことを取り上げて、 できるだけわかりやすく丁寧に解説します。
あなたのパソコン選びのお手伝いができれば嬉しい限りです。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- 3D系のエンジニア
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
WindowsもMacもイラスト描きに向いている!
「イラスト作成用にパソコンを購入しようと思っているけど、 WindowsとMacどちらにするか迷っている」という方も 少なくありません。
そこで気になるのは、 「WindowsとMacどちらがイラスト作成に適しているか?」というところです。
結論から先に言ってしまうと、 「WindowsもMacも、どちらもイラストを描くには最適なパソコン」 です。
WindowsもMacもイラスト描きに向いている理由としては、 つぎの3つがあります。
WindowsとMacがイラスト描きに向いている理由
- 最適なスペックのPCが多い
- イラスト作成ソフトがどちらも対応している
- ペンタブがどちらも対応している
WindowsもMacも最適なスペックのPCが多い
Windowsには、「クリエイターパソコン」という イラスト作成や動画編集、画像編集に最適なスペックのパソコンがあります。
クリエイターをターゲットにしたパソコンで、 CPU、メモリ、グラフィックスが 「画像」を扱うことに最適なスペックを採用しています。
また、スペックをカスタマイズできる商品が多く、 予算に合わせて性能を決めることができるのも特長です。
例えば、CPUはCoreUltra5、メモリは16GB、 グラフィックスはNVIDIA GeForce RTXというように、 あなた自身でグレードを決めることができます。
このように、 選択肢が多いのでイラスト作成に向いています。
Macは、MacBook、iMacともに イラスト作成、動画編集、画像編集に最適なスペックの商品になっています。
選択肢は少ないものの、 すでに「クリエイターに最適な商品しかない」 というパソコンがMacです。
例えば、 MacBookAir、iMacはCPUとグラフィックスにMシリーズを搭載したことにより、 高速な画像処理を実現できます。 まさにクリエイターに最適化されたパソコンです。
このような理由から、 Macもイラスト作成に最適です。
パソコンのスペックについては、 別のページでも解説しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
ほとんどのイラスト作成ソフトがWindowsもMacも対応
ほどんどのイラスト作成ソフトがWindowsにもMacにも対応しています。
例えば、いま世の中で主流のイラスト作成用ソフトに つぎのソフトがあります。
WindowsもMacも対応しているソフト
- CLIP STUDIO PAINT
- Illustrator
- Photoshop
- Painter
これらすべてのイラスト作成ソフトが、 WindowsにもMacにも対応しています。 そのため、どちらのパソコンを購入したとしても ソフトウェアで困ることはないのです。
ほとんどのペンタブがWindowsもMacも対応
イラスト作成で必須のペンタブレットについても WindowsとMacの両方に対応しているものが多いです。
例えば、ペンタブレットのトップシェアであるワコムやXP-Pen、 低価格で注目されているVEIKK、GAOMONのペンタブは、 ほぼすべての製品でWindowsにもMacにも対応しています。
このように、 ペンタブを選べる選択肢に差がないことから、 WindowsもMacもイラスト作成に最適です。
Windows、Macを含めた「イラスト作成用パソコンの選び方」については、 別のページでも解説しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
WindowsとMac おすすめの選び方
私は仕事でよくパソコンを提案する業務をしています。 そのなかで、WindowsとMacのどちらを選ぶべきかという 質問もいただくときがあります。
そのようなときの答えとしては、 「使い慣れているOSのパソコンを選ぶのが効率的でおすすめです」 と回答します。
その理由は 「新しいOSの使い方を覚えて慣れるまでには、とても時間がかかるから」です。 私個人的には、 新しいOSのパソコンを覚えるよりも、 イラストを描くために時間を使った方が有意義だと感じています。
例えば、 あなたが今までWindowsパソコンを使っていたのに、 特に大きな理由もなくMacを選んでしまった場合、 イラストを描くまでにかなりの時間がかかります。
CLIP STUDIOやIllustrator、Photoshopのインストール方法も異なりますし、 マウス操作も違います。 キーボードの表記も微妙に違うので慣れるまでに時間がかかります。
パソコンに慣れるだけでかなりの労力と時間を費やします。 また、人は新しいことを覚えるのに時間がかかると、 途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
本来の目的は「イラストを楽しく描くこと」です。 「新しいOSのパソコンを覚えること」ではありません。
このような理由から、 私個人的には 使い慣れたOSのパソコンを選ぶことをおすすめしています。
Windowsに向いている人・Macに向いている人
私の個人的なおすすめ以外にも、 「このような人はWindowsに向いている、Macに向いている」 という例があります。
例えば、Macが向いている人には つぎのような例があります。
Macが向いている
- Macを使い慣れている
- Mac持ってみたい!と熱量がすごい
- iPhone、iPadなどApple製品持っている
Macを使ったことがあり、 使い慣れていればMacを選ぶのがいい、というのは前に説明した通りです。
「今までWindowsだったけど、私はMacを持ってみたいんだ!!」 というかなりの熱量があれば、 個人的にMacもおすすめだと思っています。
理由は、それだけ熱量があれば Mac操作を覚えるのも早いでしょうし、挫折することも少ないからです。 イラスト作成もすぐにできるようになります。
また、iPhone、iPadといった 他のアップル製品を持っている方もMacを検討してもいいでしょう。
MacパソコンとiPhone、iPadは連携がしやすく、 イラストを描くときに効率的にデータ共有ができるためです。
CLIP STUDIO、Photoshop、IllustratorはiPadにも対応していますが、 Macとの連携はとてもスムーズです。 iPadで描いたイラストを意識することなくデータ共有できる仕組みになっているので、 作業をするのにとても効率が良いのです。
iPad、iPhoneで気軽にスケッチしたものを あとでMacを使い仕上げる、という使い方が楽にできます。
続いて、 Windowsが向いている人は、 つぎのような例があります。
Windowsが向いている
- Windowsを使い慣れている
- 仕事でも使いたい
- PCゲームもしたい
Windowsパソコンは、多くの企業で使っているので 使い慣れている人が圧倒的に多いです。 Macに対して熱量も多くなく、なんとなくMacもいいかな? と悩んでいる場合は、Windowsを選ぶのが後で後悔しないでしょう。
また、購入したパソコンで仕事もしたい場合にも Windowsを選ぶのが適切です。
仕事のドキュメント作りやパワーポイントを使ったプレゼン資料作りを 家に持ち帰ることがある人は、Windowsが向いているでしょう。 Office製品の互換性の観点からも、 仕事でも使いたい人はWindowsがおすすめなのです。
OfficeはiPhone、iPad版のアプリもありますが、 互換性の問題でフォント違いや画像の配置ズレが起こります。 Macで作ってWindowsで見ると「あれ?」ということが そこそこあります。
このような使い方をする場合は、 Windowsが最適です。
また、「イラスト作成だけではなくPCゲームもしたい!」 と考えている場合にもWindowsパソコンがおすすめです。
有名なPCゲームはWindowsのみ対応の場合が多いので、 Macを買って後悔してしまうという方も少なくありません。 もしPCゲームもプレイしたいと思っているならば、 圧倒的にWindowsがおすすめです。
具体的なイラスト作成に最適なパソコン商品については、 別のページで紹介しています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
「イラスト作成はWindowsとMacどっち?選び方はコレ!」 についてのまとめです。
イラスト作成において、WindowsもMacも向いている。 人気のイラスト作成ソフトウェアに Windows、Macどちらも対応しているため。
WindowsとMacどちらを選ぶのがいいか?は、 使い慣れているOSのパソコンを選ぶのがおすすめ。 目的はイラストを描くことであり、 パソコンを覚えることではないため。
Macが向いている人は、 「Macに慣れている」 「絶対にMacを使いたいという熱意がある」 「他のアップル製品を持っている」
Windowsが向いている人は 「Windowsを使い慣れている」 「仕事にも併用して使いたい」 「パソコンゲームもしたい」