初心者向け!イラスト用パソコン選び3つのポイント

パソコン選びで重要な3つのポイント

パソコン選びのポイント

こんなことが知りたい

イラスト作成用パソコンのスペックは何が重要?

パソコン選びで気を付けるポイントは?

ここでは、 イラストを描くためのパソコンを選ぶときに知っておきたい 「パソコン選びのポイント」と「最適なパソコンのスペック」 について解説しています。

パソコン選びで失敗しないために 「購入前に知っておきたいこと」を わかりやすく説明していきます。

この記事を書いた人

自分
さくら

  • 趣味で絵を描くサラリーマン
  • 3D系のエンジニア
  • パソコン提案の仕事もしている
  • すぐジブリネタ言っちゃう派

目次

イラスト用パソコン選び3つのポイント

イラスト作成用のパソコンを選ぶときに、 「これだけは知っておきたい!」というポイントが この3つになります。

パソコン選び3つのポイント

  • CPU・メモリ・グラフィックボードが重要
  • モニターは解像度・サイズを要チェック
  • パソコンの前に使うソフトを決める

パソコンのスペックについてですが、 「CPU・メモリ・グラフィックボード」のスペックを見ることが最も重要です。

そして、イラストを描くときの快適性にかかわるのが、 「モニター解像度とサイズ」です。

最後に、まずはココから始める…というのが、 「イラストを描くためのソフトを決めること」です。

このあと、それぞれのポイントについて解説していきます。

CPU・メモリ・グラフィックボードが重要

パソコン選びのポイント、ひとつ目は 「パソコンスペックはCPU・メモリ・グラフィックボードの3つが重要」 です。

なぜCPU、メモリ、グラフィックボードが重要なのか? その理由は、 「CPU、メモリ、グラフィックボードの3つのスペックが一定以上の性能を満たしていないと、 イラストソフトが快適に動かない場合があるため」 です。

例えば、少し大きいサイズのイラストを描いていて、 レイヤ数が多くなったときに、 パソコンが急激に遅くなって絵が描けなくなる… ということがあります。

これは、CPU、メモリ、グラフィックボードの3つとも 一定以上のスペックを満たしていないため起こる不具合です。

こうならないためにも、 「CPU、メモリ、グラフィックボードのスペック目安」を知っておく必要があるのです。

さて、具体的に、イラスト作成には、どんなスペックが必要なのか?ですが、 「サイズが大きくレイヤー数も多い複雑なイラストを描く場合」と、 「サイズは小さく簡単なイラストを描く場合」でおすすめスペックが異なります。

言い換えると、 「これからガッツリ、イラスト描くぜ!」タイプと 「ボチボチ、スケッチ感覚で描くよ~」タイプの二パターンでしょうか。

サイズ小さめイラストを描く場合

CPU
  • Corei5
  • Ryzen5
メモリ
  • 8GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce GTXシリーズ
  • AMD Radeonシリーズ
  • インテル IrisXeシリーズ

例えば、小さめのサイズのイラストとは、 「2000x2000ピクセルでレイヤー50個以内のイラスト」で 下のイラストのような感じでしょうか。

女性のイラスト

この程度の解像度であれば、 ほぼストレスなく快適にイラストを描くことができます。

WEB用のイラストや、 A4サイズのチラシを作る程度の解像度です。

ちなみに私のイラスト用パソコンも「サイズ小さめイラスト向け」のスペックですが、 ストレスを感じずに絵を描くことができています。

ただし、PhotoshopとIllustratorを同時に起ち上げて作業したりすると、 動作が遅くなることがあります。

サイズ大きいイラストを描く場合

CPU
  • Corei7
  • Ryzen7
メモリ
  • 16GB
グラフィックス
  • NVIDIA GeForce GTXシリーズ
  • NVIDIA GeForce RTXシリーズ
GPU 4GB以上

大きめサイズのイラストは、 例えば「5000x3000ピクセルでレイヤー100個以上のイラスト」で、 下のようなイラストになります。

階段と女性のイラスト

女性のイラストだけではなくて、背景も追加されて、 陰影もつけているのでレイヤー数も多くなります。

この程度のデータ量になると、 メモリ量も必要ですし、 CPU性能も高くないとソフトウェアを処理する速度が遅くなってしまいます。

つまり、スペックが不足すると動作が遅くなり 不便さを感じてしまうのです。

イラストレーターを目指す人や、 ポスターを作りたい人、 趣味でも大作を作ってみたい人、 そして、イラストに対する熱量がすごい人は、 この「サイズが大きいイラストを描く場合のスペック」がおすすめです。

モニターは解像度・サイズを要チェック

二つ目のポイントは、 「パソコンのモニター解像度とサイズをしっかり確認すること」です。

なぜモニター解像度とサイズのチェックが重要なのか? その理由は 「モニター解像度とサイズは、イラストを描くときの快適度に直結するため」 です。

つまり、サイズが小さくて解像度が低いと イラスト作成のときにストレスを感じやすくなる、ということです。

例えば、ペンタブレットの「板タブと13.3インチのノートパソコン」で イラストを描こうとすると、かなり快適度は落ちてしまいます。

板タブは、手元を見ずに画面を見ながらイラストを描いていきます。 これは、自分との間に板タブを挟んで13.3インチの小さい液晶モニターを見ながら イラストを描くことになります。

例えば下のような写真がペンタブとノートパソコンを使ったときの作業風景です。

板タブと13.3インチノートパソコン

イラストを描いてみるとわかりますが、この距離感は意外に遠くて見にくいのです。

板タブを使う場合、 パソコンのモニターは できるだけ大きいサイズで高精細な解像度を選ぶのがポイントです。

しかし、液タブになるとモニター解像度とサイズのおすすめが違ってきます。

液タブは直接液晶モニターに描いていくので、 液タブ本体の解像度をサイズをチェックすればいいのです。 つまり、「液タブ自体がモニターになる」と考えてもらえればいいでしょう。

例えば下のような写真が液タブを使ったときの作業風景です。

液タブとデスクトップパソコン

液タブを使う場合、 サイズが大きくて、高解像度の液晶が付いている液タブを選ぶのがポイントです。

ただ、パソコンとの組み合わせで注意が必要です。 例えば、4K解像度の液タブを選ぶときは、 4K出力ができるパソコンを選ぶ必要があります。

パソコンで4K出力ができなければ、 液タブでも4Kで表示することはできないためです。

つまり、 「高解像度の液タブを選ぶときは、高解像度の出力ができるパソコンが必須」 ということです。

それを踏まえると… 「板タブ・パソコンモニター」「液タブ・パソコンモニター」 の組み合わせがいくつかあります。

具体的におすすめの組み合わせを挙げると、こんな感じです。

板タブを使う場合

PC型 モニター解像度 モニターサイズ ペンタブ
ノートパソコン フルHD 以上 15.6インチ 以上 板タブ
デスクトップパソコン WQHD 以上 24インチ 以上 板タブ

液タブを使う場合

PC型 モニター解像度 モニターサイズ 液タブ解像度
ノートパソコン フルHD 14インチ 以上 フルHD
ノートパソコン 4K (出力可能) 15.6インチ 以上 4K
デスクトップパソコン 4K 27インチ 4K

パソコンの前に使うソフトを決める

三つ目のポイントは 「パソコンを選ぶ前に、まず、どのソフトでイラストを描くのか、を決めること」 です。

その理由は 「イラスト作成ソフトには推奨スペックがあるため」 です。

推奨スペックとは、 「CPU、メモリ、グラフィックスなどの性能が一定以上あることでソフトが快適に動く」 という目安です。

推奨スペックを満たしていない場合は、 動作が遅くなってしまったり、 最悪、途中で止まってしまうこともあります。

例えば、IllustratorやPhotoshopでは、 メモリは16GB以上が推奨となっています。

また、Illustrator、PhotoshopではグラフィックボードのGPUを使った機能があるため、 NVIDIAなどの専用グラフィックボードが推奨されています。

しかし、CLIP STUDIOは、メモリは8GB以上が推奨になっています。 GPUを使った機能もないため、 専用グラフィックボードは必須ではありません。

このように、 イラスト作成ソフトによって推奨スペックが異なります。 そのため、まずはソフトを決めてからパソコンを選ぶことで 「あ!このパソコンだとスペックが足りない…」を回避しやすいわけですね。

こういう理由で、 まずはソフト選びから始めることをおすすめしています。

イラスト作成におすすめのパソコン

当サイトでは、 イラスト作成に最適なおすすめのパソコンを紹介しています。

イラスト作成に欠かせない 「CLIP STUDIO」「Illustrator」「Photoshop」「Painter」 の推奨スペックを満たすパソコンを厳選しています。

また、ペンタブ、液タブに最適なノートパソコン、 デスクトップパソコン、Macを選んでいます。

こちらもあわせてご覧いただけると、とても嬉しいです。

厳選!おすすめイラスト描きパソコン10選

まとめ

「初心者向け!イラスト用パソコン選び3つのポイント」 についてのまとめです。

イラスト作成向けパソコン選びのポイントは3つあります。 「CPU・メモリ・グラフィックボードが重要」 「モニターは解像度・サイズを要チェック」 「パソコンの前に使うソフトを決める」

CPU、メモリ、グラフィックボードのスペックは、 描く絵の規模によって違ってくる。

モニターサイズと解像度は、 使うペンタブレットの種類によって 適切なものを選ぶことが重要。

パソコン選びの前に、まずはソフトを選ぶことが重要。 ソフトの推奨スペックを選ぶことで、 後悔しないパソコン選びができる。

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