イラスト用パソコンのデスクトップとノートの選び方
こんなことが知りたい
イラスト作成はデスクトップとノートパソコンどちらが向いている？
ここでは、 イラスト作成用のパソコンを検討している方に向けて 「イラスト作成ではデスクトップとノートパソコンどちらが最適か」 について解説していきます。
イラスト作成では、 どのような環境でイラストを描くか、によって デスクトップまたはノートパソコンを選ぶのがおすすめです。
「デスクトップが向いている場合」 「ノートパソコンが向いている場合」にわけて 説明していきたいと思います。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- 3D系のエンジニア
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
デスクトップが向いている場合
イラスト作成でデスクトップが向いているのは、 「大きな画面でイラストを描きたい場合」です。
デスクトップはノートパソコンと違って モニターが別になっているため、 大きな画面を見ながらイラストを描くことができます。
この、大きな画面を見ながらイラストを描くのに向いている 具体的なおすすめ構成は、 「デスクトップパソコンと板タブ」です。
ちなみに、板タブとは モニターを見ながらイラストを描くペンタブレットです。 手元を見ないで、モニター画面を見ながら電子ペンを操作します。
デスクトップと板タブのイメージとしては、 下の画像のような感じでイラストを描いていきます。
イラスト作成ソフトを操作するためにキーボードも使うので、 手の届くところにキーボードを配置します。
上の画像のような一体型デスクトップは置く場所に困りませんが、 デスクトップ筐体とモニターが別のパソコンは、 けっこう置く場所が限られてくるデメリットもあります。
ちなみに、デスクトップのメリットとしては、 こんなものが挙げられます。
デスクトップのメリット
- 大きな画面で作業効率がいい
- 板タブを配置しやすい
- ノートと比べてコスパがいい
デスクトップの最も大きなメリットとしては、 解像度が高くて大きなモニターをつなげることができることでしょう。
モニター解像度が高いと 見える範囲が広くなるので、ズームやスクロールの操作が格段に減ります。 絵を描くためのキャンバスが広いイメージです。
さらにモニターサイズが大きければ、 比較的遠めの位置からも細かい部分が見えるので、 絵を描きやすいわけですね。
2つ目のメリットとしては、「板タブを机に配置しやすいこと」です。 キーボードを横に配置して、モニターの目の前に板タブを置くこともできます。
3つ目のメリットは、 ノートパソコンと比べると、 同じ価格帯でもデスクトップの方がスペックがいいことです。
例えば、20万円のデスクトップとノートパソコンを比べると、 「CPU、メモリ、グラフィックス」でデスクトップの方が スペックが良いものを選べます。
イラストを描くための作業机があり、 パソコンを常に置いておくことができる環境であれば、 デスクトップが向いています。
ノートパソコンが向いている場合
イラスト作成でノートパソコンが向いているのは、 「特定の場所でイラストを描かない場合」です。
つまり、パソコンを持ち歩くことが多い人にとっては、 ノートパソコンが向いています。
例えば、 「パソコンを仕事場に持っていきたい人」 や 「大学の授業でパソコンを使う人」です。
さて、ノートパソコンでの具体的なおすすめ構成は 「ノートパソコンと液タブ」です。
ちなみに液タブとは、 「液晶タブレット」の略でタッチパネル式の液晶画面に 直接、電子ペンでイラストを描けるペンタブレットです。
ノートパソコンと液タブのイメージとしては、 下の画像のような感じでイラストを描いていきます。
ノートパソコンの画面は見ないで、 液タブの画面を見ながら描くので、 ノートパソコンのモニター解像度が高くなくてもいいわけですね。 液タブの解像度と大きさがイラスト作成の快適性を左右します。
ちなみに、ノートパソコンのメリットとしては、 こんなものが挙げられます。
ノートパソコンのメリット
- 場所に依存しない
- イラスト用途以外でも使いやすい
- 外部モニターも付けられる
まず、ノートパソコンは持ち歩けるので、 決まった場所でイラスト作成をする必要はありません。
リビング、ダイニングでソファーに腰掛けながら 絵を描くこともできるわけです。
また、イラスト用途以外でも使いやすいです。 例えば、趣味でイラストを描くけど、大学の授業でパソコンを使う人もいます。 せっかくだから仕事でも同じパソコンを使いたいという人もいます。 そういう場合は、持ち歩くことが前提なので、 ノートパソコンがおすすめです。
そして、 デスクトップで使うための外部モニターを増設して ノートパソコンでも板タブを使って大きな画面で イラストを描くこともできます。
少し予算はかかりますが、 ノートパソコンに大きなモニターを接続して、 デスクトップのように使うこともできるわけですね。
外部モニターについて、 もう少し深堀してみましょう。
ノートでも外部モニターが便利
さて、上で書いたように ノートパソコンに別途大きなモニターを接続して デスクトップのように使う方も少なくありません。
例えば、下の画像のように14インチのノートパソコンと 27インチのモニターをつないで 高解像度かつ大きな画面で作業するような構成です。
こうすることにより、 ノートパソコンだけで使うこともできるし、 イラストを描く時は大きなモニターを接続することもできるわけです。
この構成を特におすすめしたいのは、 「板タブを使っているけどノートパソコンを使いたい」 という場合です。
ノートパソコンで板タブを使うと、 どうしても画面が小さくなって 効率が悪くなることがあるためですね。
例えば、下の図のように自分の目の前に板タブを置くことで けっこうパソコンまでの距離が離れてしまいます。
普段、ノートパソコンの画面を見る距離よりも離れている分、 細かい部分が見づらいのです。
これを解消するために、 大きなモニターを別に用意して、 細部を見やすくすることでイラストを描きやすくしています。
ちなみに外部モニターにおすすめのモニターも紹介していますので、 興味があれば、そちらも合わせてご覧ください。
ただ、液タブを使っている場合は、 液タブ自体を大きくしたり、 解像度が高いモデルを選ぶのがいいでしょう。
例えば、液タブでも4K解像度で16インチ以上のモデルもあります。 16インチは大きめのノートパソコンと同じサイズです。
イメージとしては、 下の画像のように大きな液タブに描くスタイルです。
直接、ノートパソコンに高解像度の液タブを付けることで、 快適なイラスト環境を作ることができます。
イラスト作成におすすめのパソコン
当サイトでは、 イラスト作成に最適なおすすめのパソコンを紹介しています。
イラスト作成に欠かせない 「CLIP STUDIO」「Illustrator」「Photoshop」「Painter」 の推奨スペックを満たすパソコンを厳選しています。
また、ペンタブ、液タブに最適なノートパソコン、 デスクトップパソコン、Macを選んでいます。
こちらもあわせてご覧いただけると、とても嬉しいです。
まとめ
「イラスト作成はデスクトップとノートパソコンどちらがいい？」 についてのまとめです。
イラスト作成では、 描くスタイルによってデスクトップかノートパソコンかを決めるのがおすすめ。
板タブを使う場合は、デスクトップがおすすめ。 大きな画面を見ながら絵を描くことができるため。
液タブを使う場合は、ノートパソコンがおすすめ。 ノートパソコンの液晶モニターの大きさに関係なく、 液タブのスペックに依存して環境が決まるため。
ノートパソコンに外部モニターを付けて 大きな画面で作業する人も少なくない。