液タブで描くために必要な機材を解説
ここが知りたい!
液タブを使うのに必要なモノは?
ここでは、液タブを検討している方に向けて 「液タブを使うときに必要なモノ」 について解説しています。
「必ず必要になるモノは?」 「液タブを使うのにあると便利なモノは?」 「消耗品は何がある?」 このような、イラスト初心者が気になることを取り上げて、 できるだけわかりやすく丁寧に解説します。
あなたのお絵描きライフのお手伝いができればうれしいです。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- 3D系のエンジニア
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
液タブに必要なもの
液タブを使用するのに必要なものは、 下の3つになります。
- パソコン
- イラスト作成ソフト
- 接続ケーブル
このうち「パソコン」と「イラスト作成ソフト」は あなた自身で購入して準備する必要があります。
「接続ケーブル」は液タブの付属品として付いてきますので、 液タブを購入すれば準備ができます。
パソコン
液タブを使うためには、まずパソコンが必要です。
パソコンはデスクトップでもノートパソコンでも どちらでも構いません。
なぜ、どちらでもいいのか? それは、 液タブは「二つ目のモニター」としての役割をしているためです。 つまり、パソコンのモニターを拡張して、 液タブにイラスト作成ソフトの画面を表示しているわけですね。
そのため、4KやWQHDなどの高い解像度の液タブを使いときは、 スペックの高いパソコンを選ぶ必要があります。 スペックが低いパソコンを使うと、表示に遅延が出てくるためです。
特にCPUとグラフィックス性能が高いパソコンが必要になります。
しかし、イラスト初心者によく選ばれる「フルHD解像度の液タブ」は、 イラスト作成ソフトの推奨スペックを満たすパソコンであれば 特に問題はありません。
液タブにおすすめのパソコンについては、 別のページでまとめています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
イラスト作成ソフト
液タブを使うのに必要なものの2つ目は 「イラスト作成ソフト」です。
イラスト作成ソフトが液タブを認識して、 ソフト上のキャンバスに絵を描くことができます。
これは、 「使うイラスト作成ソフトに対応している液タブ」を 購入する必要があります。
とはいえ、いま販売されている新しい液タブは、 有名イラスト作成ソフトにほとんど対応しています。
例えば、CLIP STUDIO PAINT、Photoshop、Illustrator、 Painterに対応しているのは、 ワコムだけではなく、XP-PEN、GAOMON、VEIKKなども対応しています。
ただし、無料イラスト作成ソフトはサポート外の場合もあるので 注意が必要です。 また、ペイントソフトSAIもワコムの液タブが推奨されています。
イラスト作成におすすめの液タブについては、 別のページでまとめています。 もし興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
接続ケーブル
液タブに必要なものの3つ目は 「接続ケーブル」です。
液タブを購入すると いくつか接続ケーブルが付いてきます。 メーカーによって付属のケーブルは違います。
三つ又になっている3in1のHDMI付きの接続ケーブルもあれば、 USB-TypeCの接続ケーブルが付いている液タブもあります。
ちなみに、最近のWindowsパソコンやMacでは USB-TypeCが付いていますので、 液タブがUSB-TypeCに対応している機種だとシンプルな接続ができます。
これは各メーカーや機種によって接続方法が若干異なります。 メーカーの公式サイトに接続例が載っているので、 そこを確認してください。
液晶ペンタブレットWacom Cintiq Proの接続方法と製品の違い・ワコム公式
液タブの「必須ではないけどあると便利なモノ」
ここまでは、 「液タブを使うのに最低限必要なもの」について解説してきました。
ここからは、 液タブでイラスト描くのにあると便利なものである 「フィルム」と「スタンド」について紹介していきます。
フィルム
フィルムとは、 液晶画面の保護フィルムのことを指します。
しかし、液晶画面を保護することだけが目的ではなく、 描き心地を変化させてくれるアイテムです。
具体的には、 フィルムを貼ることによって、 画用紙に描いているかのような描き心地にしてくれます。 つまり、液晶画面に電子ペンが触れたときに少し抵抗を与えてくれるわけですね。
液タブの液晶画面はツルツルしているため、 初心者は描きにくいと感じることもあります。
特に画用紙とペンで絵を描いていた人は、 ツルツルの画面に慣れるまで時間がかかることも少なくありません。 その描き心地を変化させてくれるのがフィルムなのです。
もし、画用紙とペンで描いていて、 液タブを初めて使おうとしている方は、 ぜひとも試して欲しいアイテムです。
フィルムの価格はおおよそ2000円~3000円程度です。 液タブの画面サイズによっても 価格が異なります。
スタンド
続いては「スタンド」です。 スマホやノートパソコンのスタンドのように、 液タブにもスタンドがあります。
スタンドを使うメリットは、 自分の描きやすい傾きにできるところです。 これにより姿勢が変わって、 「肩こりの軽減」や「猫背の防止」につながります。
例えば、液タブを机に置いたまま描いていると、 ずっと首を下に曲げた状態で姿勢が悪くなります。 イラストは長時間描くことが多いので、肩こりにつながります。
しかし、スタンドを使うことで首の傾きを少し上げることができて 姿勢が良くなり、肩こりの軽減につながるわけです。
液タブのスタンドの価格は3000円~6000円前後です。
おすすめの液タブのスタンドについては、 別のページでまとめています。 よかったらそちらも合わせてご覧ください。
液タブの消耗品
最後に消耗品について触れます。 液タブを使っていると 電子ペンの芯が摩耗により減っていきます。 つまり、消耗品は「電子ペンの替え芯」です。
それはもう、かなりのスピードで減っていきますので、 替えの芯は必需品になると言っても過言ではありません。
筆圧にもよると思いますが、 数週間で1本というペースで替える方も少なくありません。
あなたの使っている電子ペンの替え芯をチェックして、 Amazonや楽天、もしくはメーカー公式サイトから 早めに購入することをおすすめします。
液タブの替え芯の価格目安ですが、 おおよそ10本あたり1000円前後のモノが多いです。
まとめ
「液タブを使うのに必要なものはコレ!」 についてのまとめです。
液タブを使うのに必要なモノは3つ。 「パソコン」「イラスト作成ソフト」 「接続ケーブル」
パソコンはデスクトップでもノートでもいい。 高解像度の液タブを使うときは、 グラフィック性能とCPU性能が良いパソコンが必要。
イラスト作成ソフトに対応している液タブを選ぶのがポイント。
接続ケーブルは液タブに付属している。 各液タブメーカーで接続方法は少し違う。
必須ではないけどあると便利なものは 「保護フィルム」と「スタンド」
保護フィルムは液晶の保護と 紙のような描き心地に変える機能がある。
スタンドは液タブの傾きを変えられる。 姿勢が良くなり肩こりなどを減らしてくれる。
消耗品に電子ペンの替え芯がある。 液タブを使うと、消耗スピードが激しい。
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