SAI推奨スペックとパソコン選びのポイントを解説
こんなことが知りたい
SAIの推奨スペックは?
SAI用パソコン選びのポイントは?
ここではSAIを使うパソコンを検討している方に向けて 「SAIの推奨スペック」と 「失敗しないパソコン選びのポイント」 を解説しています。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- エンジニアでパソコン得意
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
SAIの推奨スペック
まずSAIを動かすために必要なパソコンの動作環境についてですが、 開発元のSYSTEMAX公式サイトにあるSAIのページに記載されています。
SAI動作環境スペック
CPU |
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---|---|
メモリ |
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ストレージ |
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タブレット |
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この動作環境スペックを見ると、 今販売されているパソコンであれば どんなパソコンでも動作する仕様になっています。
このSAI公式サイトに載っている動作環境スペックから、 イラスト作成に重要な「CPU、メモリ、グラフィックボード」をピックアップして、 いま市場で販売されているパソコンのパーツに置き換えた 私の提案するSAIのおすすめスペックは下の表になります。
SAIおすすめスペック
CPU |
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---|---|
メモリ |
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グラフィックス |
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一般的なビジネスパソコンで使われるようなスペックですが、 2000x2000ピクセル程度の一般的なサイズのイラストを描くには十分なスペックです。
グラフィックスに関しては、 CPU内蔵グラフィックスでストレスなくイラストを描くことができます。
NVIDIAやAMDのグラフィックボードといった、 高価なグラフィックスは必須ではありません。 SAIではGPUを使った機能も実装されていないので、 CPU内蔵グラフィックスで十分なのです。
CPUも高価で性能の高いCorei7やRyzen7は必須ではありません。 Corei5やRyzen5の2GHz以下のクロック数でもサクサク動きます。
ちなみに私のパソコンは、 Corei5の1.6GHzで8GBメモリ、CPU内蔵グラフィックスですが、 2000x2000ピクセルでレイヤー数20枚でも、 快適に描くことができています。
複数のソフトを起動するならメモリは多めに
SAIだけを起動してイラストを描くならば、 メモリも8GBで十分にストレスなく快適に動きます。
しかし、SAI以外にPhotoshopやIllustratorなどの 他のイラスト作成ソフトを同時に起動する場合は、 メモリを16GB以上にするのがおすすめです。
なぜか? その理由は 「イラスト作成ソフトはメモリ消費量が多いため」 です。
例えば、SAIでキャラクターを描いて、 背景をPhotoshopで実写合成させたい場合に、 PhotoshopとSAIを同時に起動させてファイルをやり取りすると作業効率が上がります。
この場合、二つのイラスト作成ソフトを起ち上げるので 8GBだとメモリ不足を起こす可能性があるわけです。
メモリが不足すると急激にパソコンの速度が遅くなり、 快適に絵が描けなくなったり、 デザイン作成ができなくなったりします。
このリスクを避けるためには、 メモリ容量に余裕を持ったパソコンを選ぶことが必要なのです。
もし、複数のイラスト作成ソフトや、 その他のメモリを多く消費するソフトウェアをSAIと同時起動するならば、 メモリ容量の多いパソコンを選ぶことをおすすめします。
ペンタブはワコムがおすすめ
SAIではペンタブを使ってイラストを描いていきます。
ペンタブはいくつかメーカーがありますが、 SAIではワコムのペンタブを使うことをおすすめします。
なぜワコムのペンタブがおすすめなのか? その理由は 「SAIはワコムのWinTabという技術を使っているため」 です。
例えば、ワコムの他にもXP-PENやGAOMONといったペンタブメーカーも SAIに対応しています。 しかし、XP-PENもGAOMONもSAIの対応は、 ワコムのWinTab技術を使っているので、 何か不具合があったときの対応に少し不安があることも事実です。
いっぽうでワコムは自社で開発した技術なので、 不具合が起こったときの対応も安心感があります。 ノウハウもあるでしょうし、万が一不具合が起こったときでも 素早く対応しやすいわけですね。
SAIを使う側としてはなるべく不具合のない組み合わせで イラストを描く環境を整えたいわけです。 トラブルシュートに時間をかけたくないのです。
そういう理由から、 SAIではワコムのペンタブをおすすめしています。
SAIにおすすめのパソコン
当サイトでは、 イラスト作成に最適なおすすめのパソコンを紹介しています。
イラスト作成に欠かせない 「SAI」「CLIP STUDIO」「Illustrator」「Photoshop」「Painter」 の推奨スペックを満たすパソコンを厳選しています。
また、ペンタブ、液タブに最適なノートパソコン、 デスクトップパソコンを選んでいます。
こちらもあわせてご覧いただけると、とても嬉しいです。
まとめ
「SAIの推奨スペックと失敗しないパソコンの選び方」 についてのまとめです。
SAIの推奨スペックは、 いま世の中で販売されている一般的なビジネスパソコン程度のスペックで十分。
SAIの他にPhotoshopやIllustratorなどの 画像処理ソフトを複数同時起動する場合は、 メモリを多めにする必要がある。
SAIで使うペンタブはワコム製がおすすめ。 ワコムのWinTabというソフトウェア部品のAPIを使っているので 不具合リスクも少なく安心感があるため。