イラスト用パソコンの予算はどれくらい？
こんなことが知りたい
イラスト作成用パソコンの予算はいくら？
ここでは、イラスト作成用にパソコンを検討している方に向けて 「イラスト作成パソコンはいくらかかるのか？」 について解説しています。
「初心者におすすめのパソコンの予算は？」 「パソコン以外に必要なものは何か？」 「また、その価格はどれくらい？」 と、イラスト初心者が気になることをピックアップして、 できるだけ丁寧に解説します。
あなたのパソコン選びのお手伝いができれば幸いです。
この記事を書いた人
さくら
- 趣味で絵を描くサラリーマン
- 3D系のエンジニア
- パソコン提案の仕事もしている
- すぐジブリネタ言っちゃう派
目次
イラスト作成パソコンの予算はコレ！
イラスト作成に最適なパソコンは、 ある一定以上の性能が必要になります。
その性能を満たすパソコンが「クリエイターパソコン」 と呼ばれているものになります。
つまり、 「クリエイターパソコンの価格がイラスト作成パソコンに必要な予算」 になるわけですね。
さて、 このイラストに適したクリエイターパソコンはいくらくらいなのか？ですが、 おおよそ13万円～25万円になります。 イラスト作成パソコンの予算は「13万円～25万円」ということです。
少し価格の幅が広いので、もう少し具体的に 場合分けしていきましょう。
「初心者におすすめの予算」と 「本気でイラスト描いていこうと思っている人の予算」に分けて説明します。
初心者におすすめの予算
イラスト初心者にとって、 そこまで高性能なパソコンは必要ありません。
初心者におすすめのパソコン予算は17万円前後です。
その理由は 「初心者にとって高価なグラフィックスが搭載されたパソコンは必要ないから」 です。
例えば、NVIDIA GeForceRTX、GTXといった高性能なグラフィックスが付くと、 イラスト作成ソフトの機能をより高速に処理することができます。
しかし、その恩恵を受けられるのは、複雑で大きなイラストを描く時です。 2000x2000ピクセル程度でキャラクターのみを描くようなイラストでは、 ほぼ処理速度は変わらないわけです。
下のようなイラスト作成では、 高性能なグラフィックスは必要ないわけです。
CPUとメモリに比重を置いて、 グラフィックスはそこそこのクリエイターパソコンを選ぶと、 おおよそ17万円前後になります。
また、Macを検討している場合も似ています。 初心者にとってMacBookProのハイエンドモデルは必要ありません。
iMac、MacBookAirでも ストレスなくイラスト作成ができます。
ちなみにMacだとおおよそ20万円前後がおすすめです。
本気でイラスト描いていこうと思っている人の予算
「今は初心者だけど、 昔から絵を描くことが好きなので 絶対にパソコンでのイラスト作成にハマる自信がある！」という場合は、 中程度性能以上のパソコンがおすすめです。
つまり、パソコンでイラスト描くことに慣れてきたら、 けっこう複雑で大きな規模のイラストを描くようになるだろう…という方です。
本気でイラスト描いていこうと思っている方の 予算の目安は20万円以上です。
その理由は 「複雑で大きな規模のイラストを描くには、 高性能なCPU、メモリ、グラフィックスが必要だから」です。 3つすべてがバランスよく中程度以上の性能が必要なのです。
例えば、キャラクターと背景を入れた5000x3000ピクセルくらいの 大きなイラストを描く場合がそれに当たります。 下のような画像がそのようなイラストです。
これくらいのイラストだとレイヤー数も多くなります。 画像を速く表示する性能も必要になります。 性能が足りないと急に動作が遅くなるリスクがあるわけですね。
この性能を満たすクリエイターパソコンが おおよそ20万円以上します。
こういう理由で、 20万円以上の予算を目安にすることをおすすめしています。
具体的なパソコン商品については、 下のページで詳しく紹介しています。 初心者向けのスペックと、 中級者以上を目指したい人向けのスペックのパソコンをピックアップしています。
興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
パソコン以外に何が必要？
さて、デジタルでイラスト作成するには、 パソコンの他にもツールが必要です。
イラスト作成に必要なものは、 この3つになります。
イラスト作成に必要なもの
- パソコン
- ペンタブレット
- イラスト作成用ソフトウェア
パソコンの他に、 「ペンタブレット」と「イラスト作成用ソフトウェア」が 必要になります。
ペンタブレット
まずはペンタブレットですが、 ペンタブレットには「板状ペンタブレット」と「液晶ペンタブレット」 の2種類あります。 通称「板タブ」「液タブ」と呼ばれています。
どちらもイラスト作成に向いていますが、 「板タブは安価だけど慣れが必要」で、 「液タブは直感的に描けるけど高価」という特徴があります。
ペンタブレットの予算の目安は、 「板タブは1万円前後」 「液タブは3～6万円」です。
ペンタブレットの選び方や特長について、 また、具体的なおすすめのペンタブについては、 別のページで詳しく説明していますので、 もし、興味があればそちらも合わせてご覧ください。
イラスト作成用ソフトウェア
もうひとつのイラスト作成に欠かせないは、 「イラスト作成用ソフトウェア」です。
いま多くの人に使われている 主流のソフトウェアは、 以下のモノになります。
イラスト作成用ソフトウェア
- CLIP STUDIO PAINT
- Illustrator
- Photoshop
- Painter
各ソフトウェアの価格については、 下の表のとおりです。
| ソフト名 | 価格 | プラン |
|---|---|---|
| CLIP STUDIO PAINT | 2800円 |
PROヴァージョン 年間サブスク |
| Illustrator | 28776円 |
単体プラン 年間サブスク一括払い |
| Photoshop | 12936円 |
フォトプラン 年間サブスク一括払い |
| Painter | 23240円 | 年間サブスク一括払い |
「CLIP STUDIO PAINT」はグレードがいくつかありますが、 初心者におすすめなのがCLIP STUDIO PAINT PROです。
「Illustrator」はサブスクのみで、 年間プラン一括払いが最も安くなります。
「Photoshop」も同様にサブスクのみです。 初心者におすすめなのが、低価格のフォトプランです。 こちらも年間プラン一括払いが最も安くなります。
「Painter」は買い切りとサブスクの両方があります。 初心者におすすめなのはPainter年間サブスクリプションです。
もし、使い慣れたソフトウェアがなくて、 初めてパソコンを使ったイラスト作成を始める場合は、 低価格で高機能なCLIP STUDIO PAINTがおすすめです。
イラスト作成ソフトウェアのなかでトップシェアなのでユーザーも多く、 使い方の情報も豊富です。
何よりも価格が安いので、 手軽に始められるのが最大のメリットです
初心者にとってイラストを始めるハードルが低いという理由で CLIP STUDIO PAINTをおすすめしています。
イラスト作成ソフトの選び方や、 おすすめソフトについても下のページで解説しています。 興味があれば、こちらも合わせてご覧ください。
まとめ
「初心者向け！イラスト作成パソコンの予算はいくら必要？」 についてのまとめです。
イラスト作成用パソコン予算の目安は2通りある。 一般的なイラストをするには17万円前後。 将来的に複雑でサイズが大きいイラストを描く場合は20万円前後。
パソコン以外で必要なものは、 「ペンタブ」と「イラスト作成用ソフト」。
ペンタブは2種類あり、 板タブは1万円前後、液タブは3～6万円が予算の目安。
ソフトはおおよそ3000円～3万円の価格差がある。 初心者におすすめは低予算で使えるようになるCLIP STUDIO PAINT。